内容説明
5万年の暮らし、200年の変化、未来への視点。18世紀末の白人の入植以降、アボリジニの人々はオーストラリアをいかに生きてきたのか。彼らの歴史と経験をふまえ、21世紀の多様性と可能性をさぐる。
目次
1 現代アボリジニ社会の多様性(アーネムランド、アボリジニ社会の現在と女性;「トレス海峡条約」と先住の人々;地方のアボリジニ―隔離と同化のあいまいな狭間で ほか)
2 アボリジニの経験(白人入植者とアボリジニ;国民国家のアボリジニ;アボリジニの町、マニングリダの歴史)
3 21世紀のアボリジニ社会(アボリジニと自然環境―ブッシュファイアの技術とこころ;自然食の可能性―アボリジニのブッシュフード;アボリジニ芸術の現在・過去・未来―オーエンペリ物語 ほか)