表象の植民地帝国―近代フランスと人文諸科学

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  • サイズ A5判/ページ数 339p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784790709084
  • NDC分類 235.05
  • Cコード C3022

内容説明

19世紀初頭から20世紀なかばにかけて、西欧諸国がアフリカに向けた視線はどのように変わったか。植民地拡張と並行して発展した人文諸科学(民族学・歴史学・社会学)は、同時代の支配的観念とどう関わっていたか。「他者」表象の変化を軸に、西欧とはなにか、近代とはなにかを問い直す。

目次

第1章 探検家たちの時代―植民地拡張の前史(一七九五‐一八五〇年)(西アフリカの探検家たち;植民地拡張前夜のフランスと西アフリカ ほか)
第2章 植民地支配の拡大と帝国のプロパガンダ(一八五〇‐一九〇〇年)(フランスの植民地政策と西アフリカ支配の進展;共和派の台頭と「文明化の使命」 ほか)
第3章 植民地の活用と消費革命、そして社会科学の発展(一九〇〇‐一九二五年)(二十世紀初頭の植民地状況と「他者」への視線の変容;西アフリカにおける植民地経営の進展 ほか)
第4章 植民地との一体化とフランス民族学の自己成型(一九二五‐一九四八年)(植民地との一体化の進行;第二次世界大戦の終結と「フランス連合」の植民地政策 ほか)
結論 植民地主義と人類学再考

著者等紹介

竹沢尚一郎[タケザワショウイチロウ]
1951年福井県に生まれる。1976年東京大学文学部(宗教学)卒業。1985年フランス社会科学高等研究院博士課程修了(民族学博士)。1988年より九州大学助教授、同教授を経て、2001年10月より国立民族学博物館教授
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感想・レビュー

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佐藤浩

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植民地という「他者」とフランスとの距離が自体によってどのように変化し、それが人文科学(文学・芸術も含めて)にいかなる影響を与えたかという本。 自分の関心のある対象との距離とは何かということを考えるため、読み返す必要がある本2017/08/06

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