内容説明
なぜ学ぶのか、どのように描くのか。テーマ設定から文献調査、フィールドワーク、論文作成まで具体的かつ平易に紹介した、人類学の専門家による初学者向けの研究入門書。
目次
序章 「グローバル化」のなかの異文化理解
第2章 異文化理解に求められる姿勢と視点
第3章 文献を通じて学ぶ方法
第4章 フィールドワークを通じて学ぶ方法
第5章 異文化の描きかた
著者等紹介
住原則也[スミハラノリヤ]
1957年生まれ。現在、天理大学国際文化学部助教授
箭内匡[ヤナイタダシ]
1962年生まれ。現在、天理大学国際文化学部助教授
芹沢知広[セリザワサトヒロ]
1966年生まれ。現在、奈良大学社会学部専任講師
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感想・レビュー
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なつきネコ
6
文化人類学の勉強のためだったが、これは勉強する者のスタイルを丁寧に教えてくれた。目的から、文献、フィールドワークのやり方、描き方まで、以下に緻密に我慢強く行うかを教えてくれる。今まで知らなかったWEB資料の扱は勉強になったな。何よりも快不快で決めること思考の停止こそが天敵。一番の難敵を「自文化中心主義」学問とは難しい、特に私は快不快で考える所があるかな。今回の南の民族の勉強なんてと考えていたが、関わらなければ一生知ることはなかったんだろう。どんな文化も理念と合理性がある事を理解して考えないといけない。2020/06/03