内容説明
メディア・リテラシー活動のグローバルな展開を視野に入れ、メディア社会を主体的に生きる力の獲得を目指す実践的な取り組みの担い手となる人たち、また授業や生涯学習講座においてその学びに参加する人たちへ。
目次
1 理論(日本におけるメディア・リテラシーの展開―メディア社会のデモクラシーへ向けて;『メディアを教える』(1985年)
デカルト、ジュール・フェリー、CLEMIの国の「メディアについての教育」)
2 学びの実践(ジャーナリズムとメディア・リテラシー;ジェンダーとメディア―雑誌の誌面を解読する;シドニー・オリンピック「南北合同行進」の伝えられ方/視られ方―グループ・ディスカッションから見えてくるもの;オルタナティブ・メディアをつくる―フリーランス制作者として;参加と対話で学ぶメディア・リテラシー―生涯学習講座から)
3 展望(インターネット上で展開するメディア・リテラシー活動―メディア・アウェアネス・ネットワーク(MNet)の分析から
メディア・リテラシー教育と新しいコンピュータ・テクノロジー
メディア・リテラシーの担い手たちとそのパートナーシップの構築―カナダの取り組みに見る)
著者等紹介
鈴木みどり[スズキミドリ]
立命館大学産業社会学部教授。スタンフォード大学コミュニケーション学部大学院修士課程修了。ジャパン・タイムズ勤務、フリージャーナリストを経て1994年より現職。専門はメディア論、メディア・リテラシー研究、ジェンダーとメディア研究。特定非営利活動法人「FCT市民のメディア・フォーラム」代表理事、ANWIC(Asian Network of Women in Communication)コアメンバー
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