内容説明
医療の援助協力に関わる社会現象を多角的に考究し、村落でのフィールドワークとグローバル化する国際保健研究を総合した労作。第一人者の案内で医療人類学の最前線へ。
目次
第1部 医療人類学と国際保健(医療人類学;健康の開発史 ほか)
第2部 医療体系論(制度的医療論;医療的多元論 ほか)
第3部 疾患の民族誌(村落保健;民俗疾患概念 ほか)
第4部 疾患と健康(疾患の文化的解釈(メソアメリカにおける下痢性疾患;ドローレスにおける下痢の理解をめぐって)
健康の概念)
第5部 コミュニティ参加と現代社会(コミュニティ参加の保健プロジェクト;「医療と文化」を再考する―グアテマラにおける医療人類学 ほか)
著者等紹介
池田光穂[イケダミツホ]
大阪市生まれ(1956年)。大阪大学大学院医学研究科博士課程・単位取得退学(1989年)。熊本大学文学部教授。専攻・文化人類学。著作・論文に『医療と神々』平凡社(1989年)、『文化現象としての医療』(編者)メディカ出版(1992年)、Eco-Tourism,Exploitation and the Cultural Production of the Natural Environment in Costa Rica.『ラテンアメリカ学会研究年報』(1998年)、等
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