内容説明
病気とは何か。医療とは何か。健康とはいったい何なのか。社会学の眼で現代医療を見つめなおす。
目次
第1部 医療社会学の視座(医療社会学の前提;史的システムとしての近代医療)
第2部 科学・専門職・国家(抗生物質という神話;医師とソーシャルワーカーの専門職化―A.フレクスナーの及ぼした影響を中心に;衛生行政政策の社会的機能―明治初期京都府による塵芥処理政策を事例として)
第3部 患者・新生児・女性・農村(現代日本における患者団体の機能;NICU(新生児集中治療室)の社会学
「更年期」―医療化された女性の中高年期
メディアで語られる健康―沢内村の語りの構図)