内容説明
「同時代」の証言。現実への揺るぎのない眼差し、鋭い洞察に支えられた言論は、つねに論壇に問いを発しつづける―「軍国日本」「戦後日本」と、激動の世紀を生きた一政治学者が、みずからの生涯の航跡を辿った、渾身の手記。
目次
１ 軍国日本に生きる（幼年時代；少年時代；県立上野中学校時代；第三高等学校・東京帝国大学時代；三菱信託株式会社時代；財団法人三菱経済研究所時代）
２ 戦後日本に生きる（成蹊学園時代；京都大学時代；防衛大学校時代）
感想・レビュー
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酔うた
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京大教授から防衛大学の校長になるところがすごい。学者が押しなべて反体制側である日本を、これではだめだといえる学者を初めて知った。トランプ大統領になって、日本の防衛は自分でやれと言われたら日本政府はどうするのか。大人の国にそろそろならないと、と叱咤された気になった。2016/12/05
