内容説明
リアリティの根拠を問う。事実と虚構の境界が溶解する現代―都市空間・時間・恋愛・病い、逸脱・民族・メディアなどをテーマに、社会がつくりだされる過程を多角的にとらえる。
目次
第1章 フィクションとしての社会制度
第2章 フィクション論から見た自己と相互行為
第3章 フィクションと生命
第4章 フィクションとしての都市
第5章 時間の制度の自明性
第6章 恋愛二元論というレトリック
第7章 病いの共同性
第8章 フィクションとしての逸脱行動
第9章 民族におけるファクトとフィクション
第10章「フィクション」という境界づけ
第11章 ヴァーチャル・ソサエティ