Sekaishiso seminar<br> 苦悩の社会学

Sekaishiso seminar
苦悩の社会学

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  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784790704621
  • NDC分類 361
  • Cコード C3336

内容説明

弧独・迫害・病や死―。悩みぬく人々が残した記録を優しく読み込み、苦悩の闇のはてに生命の再生を見通す社会学的人間学の試み。苦悩を越え生命の再生へ。

目次

第1章 家族のなかの孤独―『ユキの日記』の世界
第2章 学校における迫害―犠牲劇
第3章 病いの経験と死のイメージ
第4章 苦悩の記録と傷つく対人経験
第5章 自己否定と日常離脱
第6章 失墜の闇あるいは飛翔の光
第7章 他者による拒絶と自尊心
第8章 苦悩の社会学に向けて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gecko

9
苦悩する人々が残した記録を読むことを通じて、〈苦悩から再生へ〉の可能性を探る社会学的人間学の試み。苦悩をつくりだす社会的なかかわり=〈対人的苦悩〉と、苦悩に伴う内面の動き=〈存在の苦悩〉が向かう道筋の理論化をめざす。家族のなかの孤独、学校におけるいじめ、病いの経験。対人関係は、喜びの源泉(救済する他者)となるとともに悩みの種(迫害する他者)ともなり、〈対人的苦悩〉の繰り返しが〈存在の苦悩〉を深めていく。『社会学をつかむ』(2008)の読書案内で本書を知り、文芸社会学にも興味が湧いた。1993年発行。2021/10/06

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