内容説明
見えるしつけから見えないしつけへの変化にどう対処するか―しつけ思想の変遷と現代の幼児教育・学校教育・児童中心主義イデオロギーにひそむ隠れたカリキュラムから今日のしつけの問題点をさぐる。
目次
序章 しつけの構図―理論的枠組
第1章 幼児教育のイデオロギーと相互作用
第2章 教師の子ども観・教育観
第3章 子どもらしさの社会的構成
第4章 母親のしつけ理念とアイデンティティ
第5章 社会化エージェントの悩み―母親らしさの逡巡
第6章 性役割の学習としつけ行為
第7章 学校と規律―現代の異人問題
第8章 規律・訓練と子どもの自殺―小さなものへの変身
第9章 しつけ思想の変遷〈1〉伝統的しつけ思想とその変容
第10章 しつけ思想の変遷〈2〉近代化としつけ思想の変化
第11章 現代のしつけ状況