内容説明
弟子の懐奘によって書かれた道元の語録『正法眼蔵随聞記』には、禅の神髄が平易なことばで生き生きと綴られている。無常迅速生死事大。今日、このときを精一杯に生きよ。禅の大いなる智恵を、現代を生きるわたしたちのために説く。
目次
第1章 ことばでは説けない教え
第2章 仏さまのものさしに従って生きる
第3章 仏だから修行ができる
第4章 死を見つめることは生を問うこと
第5章 よき友と仏道に励む
第6章 善悪の指摘が宗教者の使命
第7章 学道は姿形を整えることから始まる
第8章 仏教と「自己」について
第9章 場が人をつくり、人が場をつくる
第10章 一度死んでから出発せよ