内容説明
誕生間もないラジオで『法句経』を講じて「仏教ブーム」を巻き起こし、仏教革新運動に専念した友松円諦が説く、今日的な仏教のあり方をさぐる提言集。釈尊帰一の信仰、地域に開かれた寺院、和訳経典のすすめなど、高度経済成長期に書かれた50数編の提言は、現代の日本仏教への問題提起でもある。
目次
仏教の可能性
寺を問う
僧を問う
生きた布教とは
行事・法要のあり方
講話集
著者等紹介
友松円諦[トモマツエンタイ]
1895年名古屋に生まれる。1919年宗教大学(現、大正大学)卒業。1924年慶応義塾大学卒業。1927年ドイツ、フランス留学(31年帰国)。1934年東京放送局で『法句経』を講義し大きな反響を得る。その後、真理運動を展開。1945年大正大学教授。1947年東京神田・神田寺を開堂。1954年全日本仏教会初代事務総長。1973年11月没。七十八歳
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