ヴィレッジブックス
Uボート113最後の潜航

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  • サイズ 文庫判/ページ数 571p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784789732222
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

第二次大戦のさなか、ナチス・ドイツは連合国の輸送船を攻撃すべく、Uボート部隊を米国南東部沖に派遣した。その部隊に属するUボート113の艦長クルト・シュトゥルマーは、ナチスを心の中で忌み嫌いつつ任務を遂行していた。だが、やがて113は米軍の飛行艇に急襲される。艦は激しく損傷し、このままでは祖国への帰還は不可能。そこでクルトは、かつて付近で撃沈された僚艦を探し出し、その部品を利用する決意を固めた。が、敵地の只中でひそかに行動を開始した彼らを待つのは、想像を絶する死の危機だった!全編にみなぎる緊迫感、涙なしには読めないラスト。海洋冒険小説の新たなる傑作、ついに登場。

著者等紹介

マノック,ジョン[マノック,ジョン][Mannock,John]
潜水士や船長の経験がある。1970年代には中東と中米において軍の偵察部隊に所属した。溶接工、ジャーナリスト、教師、ジャズミュージシャンの顔も持っている。フロリダ在住

村上和久[ムラカミカズヒサ]
1962年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スー

16
32老人が語りだすU113の物語、絶望的な程の損傷した潜水艦を前にしても諦めず故郷への帰還を目指す乗組員達が数々の困難に耐え克服していく。潜水艦ものと言えば定番の標的に忍び寄る緊張感や深々度潜航による船体の軋み飛ぶボルトの恐怖や爆雷回避と駆逐艦との手に汗握る心理戦ですがこの本では殆ど使わずに定番抜きでこれだけ乗組員の絆を描けるのは凄いと思います。艦長を始め登場人物達がとても魅力的で最後まで海の男の矜持を保ち諦めない艦長クルトに惚れそうになりました。最後は涙でしたね、熱き男達の生きざましかと見届けました。2019/02/23

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