内容説明
うつ病、更年期障害、高血圧、骨粗しょう症、ADHD…健康な人もつぎつぎと病気にされてしまう。検査の奨励、副作用の隠ぺい、患者数の水増しなど巨大製薬会社が薬を売るために仕掛ける陰謀とは。
目次
第1章 死の恐怖をあおって売り込む―高コレステロール
第2章 患者数を多く見積もって売り込む―うつ病
第3章 有名人を宣伝に使って売り込む―更年期障害
第4章 患者団体と連携して売り込む―注意欠陥多動性障害(ADHD)
第5章 「病気のリスク」を「病気」にすりかえて売り込む―高血圧
第6章 自然現象に病名をつけて売り込む―月経前不機嫌性障害(PMDD)
第7章 病名を意図的に変えて売り込む―社会不安障害
第8章 検診を習慣づけて売り込む―骨粗しょう症
第9章 政府機関を手なずけて売り込む―過敏性腸症候群
第10章 個人差を「異常」と決めつけて売り込む―女性性機能障害
著者等紹介
モイニハン,レイ[モイニハン,レイ][Moynihan,Ray]
世界的に有名な、健康ライター。オーストラリア出身。シドニー・モーニング・ヘラルド紙、メルボルン・エイジ紙、オーストラリアン・ファイナンシャル・レビュー紙、英国医学雑誌、ランセット誌、ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン誌などに記事を書いている
カッセルズ,アラン[カッセルズ,アラン][Cassels,Alan]
研究者兼ライターで、医薬品問題に取り組んでいる。カナダ出身
古川奈々子[フルカワナナコ]
翻訳家。東京医科歯科大学歯学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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