出版社内容情報
NYタイムズのベストセラー「クリエイティブの授業」の続編!前作からのステップで「プロモーション」の方法をあらゆる視点から解説
内容説明
「自己アピールは苦手。でも、自分がつくっているものは、もっと多くの人に知ってほしい」―そんな人たちに向けた、“絵を描く作家”からのメッセージ。
目次
1 天才である必要なんてない
2 成果ではなくプロセスで考えよう
3 毎日ちょっとずつ共有
4 好奇心の棚を開け放とう
5 物語の腕を磨こう
6 知っていることを教えよう
7 スパム人間にはなるな
8 パンチの受け止め方を覚えよう
9 裏切ったっていい
10 とにかく続けよう
著者等紹介
クレオン,オースティン[クレオン,オースティン] [Kleon,Austin]
絵を描く作家。ベストセラー書『クリエイティブの授業』や、新聞記事の黒塗りで作った詩集『Newspaper Blackout』の作者として知られる。「デジタル時代の創造力」をテーマに数々の講演を行なっているほか、テキサス州オースティン在住
千葉敏生[チバトシオ]
翻訳家。1979年横浜市生まれ。早稲田大学理工学部数理科学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
井月 奎(いづき けい)
37
ものを創るのは簡単です。絵を描けば、歌を歌えば、文章を書けばいいのです。それなのにアーティストって少ないですよね。なぜでしょう?発表しないからです。怖いですよね、発表するのって。でも、もし自分の中に自分で理解できないものがあれば、この本を読んでおしりをキックしてもらうことをお勧めします。へたくそでもかまやしません。創りたいもの、思っていることに人に対する気遣いを一割混ぜて世に問うこと、つまりアーティストになればきっと人の心の声ももっと聞こえてくると思います。それがこの本が言う「共有」ということです。2020/08/28
冬佳彰
10
シリーズものを読みたくなる病で、先の「クリエイティブの授業」の次である本書を入手。先の本は、どうやって先人のアイデアを盗むか?というテーマだったが、本書は、どうやって自分のアイデアを盗める状態にするか?という話。まあネット時代が前提としてあり、制作のプロセスを「しかるべき場所(サイト)」でオープンにして、コミュニティを作るってことだな。色んな気付きがちりばめられた良書だと思う。(最終形態)としての「作品は語るはウソ」は中々厳しい話だが、でもまあそういうところあるよねえ。2023/06/24
さっとん
10
自分が見ているもの、好きなもの、考えたことは自分オリジナルのもの。どんな些細な事でもシェアする事で何かを得る人がいるかもしれないという考え方はグッときた。恥ずかしがってシェアすることを恐れずに。人は自分が思うほど自分のことを見ていないさ、という慰めとともにそっと自分の考えをシェアする。この本で一番好きだった言葉「レコードのコレクションを見れば、そいつの限界がわかる」by a American DJ2019/03/24
kuma-kichi
2
「自分が顧客を見つけるんじゃない。顧客に見つけてもらうんだ。」おー、なるほど。受容なのは、「見つけてもらう状態にすること」これ大事だな。2023/08/06
Nekotch
2
アーティストが忌むべき質問「お仕事は何されてるんですか?」を避ける方法はない。甘んじて受けよ。他に何もしていないならしていないで、なんとかつながりを作って、力になってもらうほかない。 己自身がマイクを置かなければ、ショーは続いていく。何処かのノウハウがあれば売れるのかもしれないけど、生き残るためには、まず作り続ける。何かを期待してあてにするでもなく、絶望してあきらめるでもなく、淡々と続ける。2022/10/03