内容説明
アフリカへの日本的経営生産システムの移転可能性を、現地調査にもとづいて分析する。日本企業のみならず、欧米企業や現地企業も日本的経営生産システムを受容することが明らかになった。日本多国籍企業研究グループによる地球を一周する海外工場調査のアフリカ版。
目次
第1部 調査研究の視点(アフリカの日本企業―調査研究の課題と方法;アフリカ産業経済の現状分析―日本企業進出の経営ビジネス環境;主要国のアフリカへの直接投資について)
第2部 アフリカのハイブリッド工場の分析(アフリカの日系ハイブリッド工場の特徴と世界比較;ハイブリッド工場の代表事例)
第3部 アフリカの課題別分析(南アフリカの自動車産業―日本的生産システムの導入と産業クラスターの形成;現地政府が主導する日本的経営生産システムの導入;南アフリカにおけるわが国大手総合商社の資源開発―住友商事のアソマン社への投資事例;北アフリカの自動車部品工場―欧州市場と連携するモロッコとチュニジアの日系工場を中心に;中国企業のアフリカ経営)
日本的経営生産システムの移転と経済開発への貢献
著者等紹介
公文溥[クモンヒロシ]
多国籍企業論、法政大学名誉教授
糸久正人[イトヒサマサト]
技術とイノベーション論、法政大学社会学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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