内容説明
マルクス国家論の総括をふまえた「鎌倉国家論」の集大成!グローバリゼーション、新自由主義の中で「国家」はどうなるか。民衆による共同性の奪還を。
目次
第1章 国家に「品格」はあるか
第2章 グローバリゼーションと国家―ネグリ、ハート『帝国』を通して
第3章 新自由主義と国家―渡辺治「現代国家の変貌」を通して
第4章 「世界共和国」はいかに可能か―柄谷行人『世界共和国へ』を読む
第5章 品格なき国家―自民党「新憲法」草案を斬る
第6章 科学としての国家論―一定の総括と展望
補論1 日本資本主義論争―天皇制の本質をめぐって
補論2 書評
著者等紹介
鎌倉孝夫[カマクラタカオ]
1934年2月東京生まれ。1956年3月埼玉大学文理学部卒業。1961年3月東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士。1961年4月~1999年3月埼玉大学助手、講師、助教授、教授歴任。2000年4月~2006年3月東日本国際大学学長。現在:埼玉大学及び東日本国際大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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