移動貧困社会からの脱却―免許返納問題で生まれる新たなモビリティ・マーケット

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移動貧困社会からの脱却―免許返納問題で生まれる新たなモビリティ・マーケット

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  • サイズ 46判/ページ数 253p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784788717152
  • NDC分類 682.1
  • Cコード C0036

内容説明

本書は、歳を重ねても障害があっても安全で自由な移動に困らない心豊かな暮らしと社会のための「モビリティ」について問題提起し具体的な解決策を示します!

目次

序章 痛ましい高齢ドライバーの自動車事故
第1章 移動貧困社会とは何か?(乗り物は格段に進歩しているが…;高齢者の自動車事故と運転免許返納問題;弱者保護の意識を欠いた日本のドライバーと道路事情;冷遇される車いすやベビーカー)
第2章 危機的な移動手段(クルマだけに頼った暮らし;変わる家族のかたち、「家族タクシー」の限界;公共交通が使えない移動難民)
第3章 自動運転は「万能薬」か?(自動運転の現状と可能性;完全自動運転の実現にはまだまだ時間がかかる;自動運転の利活用を目指した実証事例)
第4章 移動貧困社会を乗り越える(移動のために備えて歳を重ねる時代;一人一人の身体機能や生活に合わせた移動を考える;自転車を生活交通の中心に;伝導スローモビリティをうまく使おう;安全な道路は地域でつくる;世界の潮流はクルマ中心から人中心へ;自家用車に頼らない暮らしを目指す「人のMaas」;移動しないという選択)

著者等紹介

楠田悦子[クスダエツコ]
モビリティ・ジャーナリスト。兵庫県生まれ。心豊かな暮らしと社会のための、移動手段・サービスの高度化・多様化と環境について、分野横断的、多層的に国内外を比較し、社会課題の解決に向けて活動を行っている。農村部の親族や近所のつながりの強い地域で育つ。姉が重症心身障害者で、スイス留学やカンボジア途上国開発を通じて、日本の社会はこれからどうあるべきかを考えることがいつしか仕事に。自動車新聞社モビリティビジネス専門誌『LIGARE』初代編集長を経て、2013年に独立。「東京モーターショー2013スマートモビリティシティ2013」編集デスク、国土交通省の「自転車の活用推進に向けた有識者会議」「交通政策審議会交通体系分科会第15回地域公共交通部会」「MaaS関連データ検討会」、SIP第2期自動運転(システムとサービスの拡張)ピアレビュー委員会などの委員を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

K.H.

8
これは本当に難しい問題と思った。執筆陣はこの先の展望を必ずしも悲観してはいないが、道路を作り替えたりスローモビリティを導入したりするだけでは、たぶんどうにもならないような気がする。クルマで半時間もかけて通勤するような地方の高齢者に、雨の日も風の日も自転車や原付で行けというのは少々酷だ。解決のためには街そのものの構造を変えなければならないと思うし、そんな体力は人口減少が進む地方自治体にはもうなさそう。2024/03/28

YUJIRO

2
クルマ優先で整備されてきた日本の交通インフラ。高齢者の免許返納や身体障碍者や子供の安全や社会参加を見据えて、車に頼らなくても移動のできる社会の実現方法を考察する。具体的には自転車や電動マイクロモビリティーの普及があげられるが、法整備や車優先となっている道路状況の改善、何より、人々の意識の改革(特に単独での補助内での移動や運動が困難な人々への意識)が重要になってくると指摘。2021/02/05

すのす

1
業務分野本と思い入手。結論の自転車推進と新しい電動スローモービルの展開は、そこまで山間地や人口減少地域では打開策たり得ないと思うのだが。マクロで経済規模が数兆円分あるとはいえ、個々の営業エリアで見たらマネタイズできるとは思えない。綺麗な絵は描いていると思うけど、これで足りるのか、というところがわからなかった。2022/07/22

アルミの鉄鍋

1
★4 自動車だけではなくて、これから都市計画を考える上で何が課題でどう変えれば人々のQOLが上がるのか、全体を俯瞰した内容だった。日本と都市の作り方や考え方が諸外国とは違って特殊であると言うのもわかりやすかった。もっと街中で自転車が思いっきり漕げるようになれば良いなと常々思ってたので街がこれから変わって行くことに期待。2021/03/24

錦織 祐一

0
神戸時代からの友人で今は各地の交通まちづくりで活躍されている楠田さんの編著です。世界各国で進んでいる、人に優しい交通環境の整備が、日本ではいかに遅れていることか……ということがしみじみと分かります。自動運転の技術も五輪選手村の事故のように実用化にはまだ課題も多く「救世主」とまでは言えない中、「道路」をクルマ偏重から自転車、歩行者、電動車椅子などの小型モビリティーにきちんと分配しよう!という提案には深く首肯します。締めが「移動しない選択」というのにはビックリしましたが、それもコロナで一気に広まりましたよね。2022/02/11

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