内容説明
改憲か護憲かで揺れていた1955年。若き憲法学者が、子どもたちに向けて一冊の本を残していた。人間の歴史の中で、憲法は何のために、どのようにして作られてきたのか。そして、なぜ大切にしなければならないのか。憲法の本質を、やさしく語り掛けるように解説。憲法制定に関わった著者が贈る子どもたちへのメッセージ。60年ぶりの名著復刻!
目次
1 はじめに―憲法と君たち(憲法ということば;憲法は君たちのまわりにある)
2 憲法とはなんだろう(人間の社会と憲法;憲法のはじまり;人民のための憲法のたんじょう;「人民の、人民による、人民のための憲法」;人間の成長と憲法の成長)
3 日本の憲法はどんな憲法か(日本の前の憲法;明治憲法;日本の今の憲法;日本の今の憲法のどこをほこってよいか)
4 憲法を守るということ(憲法をやぶろうとするもの;多数決と選挙;憲法を守るのはだれの仕事だろう;終わりに―憲法と君たち)
著者等紹介
佐藤功[サトウイサオ]
1915年3月29日~2006年6月17日。京都市出身。東京帝国大学法学部で憲法学を学び、同学部助手。兵役で2年間にわたり中国北部を転戦した後、研究生活に復帰。戦後は、政府の設置した憲法問題調査委員会の補助員や内閣法制局参事官として、日本国憲法の制定作業を支えた。その後、行政管理庁勤務を経て、成蹊大学、上智大学、東海大学の教授を歴任。上智大学名誉教授。文化功労者
木村草太[キムラソウタ]
1980年、横浜市生まれ。東京大学法学部卒業、同助手を経て、首都大学東京法学系教授。憲法学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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初雪ハロー
れみ
Miyoshi Hirotaka
クサバナリスト
まさにい