内容説明
なぜ、不祥事が続くのか!?企業の「品格」を問い「偽」が蔓延する社会に江上剛の怒りが炸裂!!時事トップ・コンフィデンシャル連載の好評辛口エッセーが単行本化。
目次
第1章 ガバナンスの掟(「総会屋に向き合った日」―命を懸けて組織を再生;「コーポレートガバナンス」―チェック機能の強化 ほか)
第2章 談合列島ニッポン―止まらぬ不祥事(「しっかりしてぇな」―官製談合の徹底追及;「ハイエナがいっぱいや」―「不祥事は隠せる」と思うのは間違い ほか)
第3章 組織倫理とコンプライアンス(「どないなっとんねん」―次々に発生する大企業の不祥事;「あほやないか」―不祥事に対する認識が甘いトップ ほか)
第4章 メガバンクの高笑い(「なぜメガバンクを目指すのか」―三大メガバンクの時代到来;「巨大独占企業の社長でええんか」―民営化郵政会社の社長に内定した西川善文氏 ほか)
第5章 官僚天国ニッポンのゆくえ(「郵政をよう監視してんか」―民営化・日本郵政グループ誕生の前に;「このままでは科学後進国になってしまうで」―知的財産国家を目指すシンガポール ほか)
著者等紹介
江上剛[エガミゴウ]
1954年1月7日生まれ。兵庫県出身。1977年早稲田大学政治経済学部政治学科卒業後、旧第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。梅田・芝支店の後、本部企画、人事関係(総括部、業務企画部、人事部、広報部、行内業務監査室)、高田馬場・築地各支店長を経て2003年3月に退行。1997年第一勧銀総会屋事件に遭遇し、広報部次長として混乱収拾に尽力。その後のコンプライアンス体制に大きな役割を果たす。この事件を基にした映画『金融腐蝕列島』(原作:高杉良、主演:役所広司)のモデルとなる。銀行員としての傍ら、2002年『非情銀行』で小説家デビュー。2003年退社後、作家として本格的に活動。フジテレビ「めざましどようび」や、日本テレビ系CS番組「日テレNEWS24」にレギュラー出演し、コメンテーターとしても活躍する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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