内容説明
LGBTを含むセクシュアル・マイノリティ生活者としての素顔、仕事と収入、パートナーとの家事や余暇活動にみる“分かち合う親密性”。しなやかなインタビューを通して、親密性理論の新しいモデルを拓く社会学。
目次
ゲイカップルの親密性と生活へのアプローチ
第1部 親密性と生活をとらえる理論と方法(ワークライフバランスとダイバーシティ;親密性‐生活の相互関係モデル―親密性理論とクィア家族研究の接続;インタビュー調査の概要)
第2部 ゲイカップルのパートナー関係・親密性・生活(家計の独立とパートナー関係―個別化する家計と生活;消費者行動としての家事の外部化―家事サービスの利用;家事分担と仕事役割―資源・時間・イデオロギー・家族責任;生活領域と“分かち合う親密性”―家事/余暇活動のシェア;職業生活への精神的サポート―仕事の不満や悩みを聞く;民主制としての意思決定プロセス―平等なパートナーシップの形成)
親密性とワークライフバランス論の課題―近代家族と「純粋な関係性」のオルタナティブ
著者等紹介
神谷悠介[カミヤユウスケ]
1983年生まれ。中央大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(社会学)。関東学院大学・目白大学ほか非常勤講師。専門社会調査士。専攻:家族社会学、ジェンダー・セクシュアリティ論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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