内容説明
ビジネス・看護などの新たな調査の増加とともに再注目されるゴフマン。これからの経験的な研究のためには、どのような実用性が見いだせるのか。人類学者や言語学者も参加したゴフマンを「使う」ための一冊。
目次
第1章 アーヴィング・ゴフマンの社会学―理論内在的分析と現代的展開
第2章 ゴフマネスク・エスノグラフィー
第3章 自己に生まれてくる隙間―ゴフマン理論から読み解く自己の構成
第4章 「他者の性別がわかる」という、もうひとつの相互行為秩序―FtXの生きづらさに焦点を当てて
第5章 会話分析の「トピック」としてのゴフマン社会学
第6章 フレーム分析はどこまで実用的か
第7章 引用発話・再演・リハーサル―フレームの複合性と経験の自在性
第8章 「ふつうの外見」と監視社会
第9章 修理屋モデル=医学モデルへのハマらなさこそが極限状況を招く―アイデンティティの機能的差異をも論じたゴフマン
第10章 ゴフマンと言語研究―ポライトネスをめぐって
第11章 ゴフマンのクラフトワーク―その言語人類学における遺産
著者等紹介
中河伸俊[ナカガワノブトシ]
京都大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。現在、関西大学総合情報学部教授、大阪府立大学名誉教授。専門は社会問題の社会学、文化社会学、社会学理論
渡辺克典[ワタナベカツノリ]
名古屋大学大学院環境学研究科博士後期課程単位取得満期退学。博士(社会学)。現在、立命館大学衣笠総合研究機構准教授(特別招聘研究教員)。専門は医療社会学、相互行為論、歴史社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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