質的心理学の方法―語りをきく

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  • サイズ A5判/ページ数 305p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784788510708
  • NDC分類 140.7
  • Cコード C1011

出版社内容情報

【目 次】
第1部 質的心理学の研究デザイン
1質的心理学とは(やまだようこ)
2研究デザインと倫理(サトウタツヤ)
3論文の書き方(能智正博)
第2部 質的心理学の研究法
4ナラティブ研究(やまだようこ)
5参与観察とインタビュー(石井宏典)
6会話分析(松嶋秀明)
7半構造化インタビュー(徳田治子)
8グループインタビュー(田垣正晋)
9ライフヒストリー・インタビュー(やまだようこ)
10ライフレビュー(川島大輔)
11テクスト分析(松島恵介)
12アクションリサーチ(矢守克也)
第3部 質的心理学の教育法
13質的心理学の教え方と学び方(能智正博)
14ナラティブ研究の基礎実習(やまだようこ・家島明彦・塚本朱里)
15フィールドワークの論文指導(安田裕子・サトウタツヤ)
16協働の学びを活かした語りデータの分析合宿(松嶋秀明・徳田治子・荒川歩・浦田悠・やまだようこ)
17教育における協働の学び(保坂裕子)
18ゲーミングによる協働知の生成(杉浦淳吉)
19ワークショップによる対話教育(塩瀬隆之)

 この本では、心理学を中心とした「質的方法の研究法と教育法」についてできるだけスタンダードな知識と、できるだけ詳しい地図と、できるだけ具体的な道具を提供したいと考えた。・・・質的方法のなかでも、特に「ナラティブ(語り・物語)の見方と方法」について焦点をあてた。質的研究への転回が、ナラティブ・ターンと呼ばれるように、ナラティブ研究は、質的研究の中核にあると考えられる。また、心理学だけではなく、哲学、社会学、医学、看護学、人類学、文学、経済学、法学、ジェンダー学など学問横断的に大きな研究潮流となっている。新しい研究が休息に進展して、研究方法を大きく変換しつつある魅惑的な領域である。(「はじめに」より)

内容説明

質的心理学の未来のスタンダードをつくることを目ざして編まれたテクスト。語り研究を中心に、基礎概念と基本技法、新しい教育法を研究の実際と実践に即して具体的に解説。

目次

第1部 質的心理学の研究デザイン(質的心理学とは;研究デザインと倫理;論文の書き方)
第2部 質的心理学の研究法(ナラティヴ研究;参与観察とインタビュー;会話分析;半構造化インタビュー;グループインタビュー;ライフストーリー・インタビュー;ライフレビュー;テクスト分析;アクションリサーチ)
第3部 質的心理学の教育法(質的心理学の教え方と学び方;ナラティヴ研究の基礎実習;フィールドワークの論文指導;協働の学びを活かした語りデータの分析合宿;教育における協働の学び;ゲーミングによる協働知の生成;ワークショップによる対話教育)

著者等紹介

やまだようこ[ヤマダヨウコ]
山田洋子。名古屋大学大学院博士課程中退。教育学博士。愛知淑徳大学、オックスフォード大学などを経て、京都大学大学院教育学研究科教授。専門は生涯発達心理学、ナラティヴ心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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