出版社内容情報
プラトン、アリストテレス、デカルト、カント、サルトル。「ああ、知ってる。哲学者でしょ?」と言えるけど、じゃあ実際にどんなことを言った人?って言われると答えられない。本書では、そんな不完全燃焼のモヤモヤを、「プラトン主義」という潮流を軸に西洋哲学の生成過程を追いながら、高校生2人と哲学に詳しいおじいちゃんとのやさしい対話スタイルの解説がすっきりさせてくれます。要点ぐらい知っておきたいという大人たちへ、そして哲学に興味を持ち始めた中学・高校生のための入門書として最適です。
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【関連書籍】
『 思考のトポス 』 中山元著 (定価2625円 2006)
『 知識の社会史 』 P・バーク著 (定価3570円 2005)
『 文化理論用語集 』 P・ブルックス著 (定価3990円 2003)
目次
第1章 古代ギリシャの哲学(神話、そして哲学のはじまり;ソフィスト―人を殺してはいけないのか?;ソクラテス―「~とは何か?」;プラトン―真実の存在はイデアである;アリストテレス―真に存在するものは「これ」である)
第2章 古代ギリシャの思想とユダヤ=キリスト教(ギリシャと聖書―その概略;ギリシャ思想とユダヤ=キリスト教のかかわり;キリスト教の教父たちの思想)
第3章 近代の西欧の思想(デカルト―われ思う、ゆえにわれあり;主観の哲学;パスカル―人間は考える葦である;カント―「法則」へのこだわり)
第4章 現代の西欧の思想(サルトル―人間は自由の刑に処せられている)
著者等紹介
荻原真[オギハラマコト]
1958年東京生まれ。東京大学教養学部卒。中央大学文学部卒。専攻は思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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