組織の社会技術<br> 内部告発のマネジメント―コンプライアンスの社会技術

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組織の社会技術
内部告発のマネジメント―コンプライアンスの社会技術

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  • サイズ B6判/ページ数 247,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784788510098
  • NDC分類 335.13
  • Cコード C1011

出版社内容情報

 内部告発は社会的に重大な役割を担っています。しかし内部告発は、する人にとっても、される側にとっても、大変危険な行為です。告発者を守る法律の整備も進んではいますが、それだけでは十分ではありません。内部告発は、本人だけでなく、同僚や家族をも巻き込みかねない深刻な葛藤をともなう心理的、社会的現象だからです。本書は内部申告の実体を、日本で初めて社会心理学の観点から調査、詳細に明らかにしました。

 内部申告を奨励するわけではない。まず、内部申告の難しさや内部申告の現実を理解する。そして、組織の中で働く人たちの現実を考え、申告者のそれからの人生について、慎重に考えた仕組みを作る。組織は不正をいつでも起こりうるリスクとする前提に立ち、申告に対する対応をする。組織内に申告があったら、どうするべきか、もしも組織内に申告があったら、どうするべきか、もしも組織外に申告があったらどうするか、その対応を決めておく。どのようなことを不正に対する正当な内部申告とするかについても、定めておく必要がある。そして、われわれは、内部申告を他人事と思わず、きちんと見る、考える、そして、内部申告に対してどのような社会の仕組みが重要なのかをきちんと吟味して、作っていく責任がある。(「第1章 現代社会と内部申告」)

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 【新 刊】
 『 交通事故はなぜなくならないか 』 ジェラルド・J・S・ワイルド著 (定価3675円 2007)
 『 安全・安心の心理学 』 海保博之・宮本聡介著 (定価1995円 2007)
 『 リスク・マネジメントの心理学 』 岡本浩一ほか著 (定価3990円 2004)

内容説明

内部告発の実態をはじめて社会心理的観点から解明!どういう条件のもとに生まれるか、組織へのコミットメントとどう関わるか、不正の申告者をどう保護するか。

目次

第1章 現代社会と内部申告
第2章 内部申告とは何か
第3章 内部申告の実証研究
第4章 内部申告に関連する要因
第5章 内部申告に関する実態調査の結果
第6章 これから内部申告をどうとらえていくか

著者等紹介

岡本浩一[オカモトコウイチ]
東洋英和女学院大学人間科学部教授。内閣府原子力委員会専門委員兼務。1980年、東京大学文学部卒業。1985年、東京大学大学院社会学研究科第一種博士課程単位取得満期退学。2000年、社会学博士(東京大学)。1993年~94年、フルブライト助教授としてオレゴン大学のポール・スロヴィック教授のもとよりリスク心理学の手法をわが国にもたらす。JCO臨界事故、東電シュラウド傷不報告事例など多くの事故・不祥事で政府の調査委員をつとめる。2001~2006年、(独)科学技術振興機構社会技術研究開発センター(日本原子力研究所社会技術研究システムから移管・改組)社会心理学研究グループ・リーダー兼務。また、学校法人裏千家学園茶道専門学校理事を兼務

王晋民[ワンシンミン]
現在、千葉科学大学危機管理学部助教授。1983年、北京大学心理学系卒業、1991年、筑波大学大学院博士課程心理学研究科修了、学術博士。2001年より、日本原子力研究所(後に科学技術振興機構社会技術研究開発センターに移管・改組)社会心理学研究グループ研究員。2004年より現職

本多‐ハワード素子[ホンダハワードモトコ]
現在、明治学院大学非常勤講師、江戸川大学非常勤講師。1987年、東京女子大学文理学部心理学科卒業。1999年、日本女子大学大学院人間社会研究科心理学専攻博士後期課程単位取得満期退学。2003年、心理学博士(日本女子大学)。2004~2006年、科学技術振興機構社会技術研究開発センター社会心理学グループ嘱託研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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為になる内容だったし、面白かった。やはりこの分野も国内での研究はまだまだだと感じた。2022/03/22

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