最後のロマンティーク三島由紀夫

個数:

最後のロマンティーク三島由紀夫

  • 提携先に在庫がございます【僅少】
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    (※複数冊ご注文はお取り寄せとなります)
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 218p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784788509818
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C1095

出版社内容情報

 三島由紀夫が市ヶ谷の自衛隊駐屯地に飛び込んで、割腹自殺を遂げてから、早いもので25年になりました。その後、彼の死の原因については、「エロティシズムの美学」「武士道」「同性愛」など、多くの人によってさまざまなことが言われてきましたが、その謎は深まるばかりです。「私は一度だって死にたいと思ったことはなかった」と言い、死ぬのが怖くてしかたがなかった三島が、なぜよりによって切腹死をしたのか。本書は、長年、三島と親しく付き合ってきた哲学者が、作品の綿密な読みと現実の交際から、若き日の三島の「戦争体験」にまでさかのぼって、その謎に迫り、斬新な仮説を提示します。

---------------------------------------------------------

 【関連書籍】
 『 投機としての文学 』 紅野謙介著 (定価3990円 2003)
 『 講座 森鴎外 全3巻 』 平川・平岡・竹盛編 (定価各4725円 1997)
 『 文学をいかに語るか 』 大浦康介編 (定価4725円 1996)

内容説明

死ぬことが怖くてしかたがなかった三島が、なぜ切腹死をしたのか。その謎に、親しく付き合った哲学者が、作品の綿密な読みをとおして挑み、斬新な仮説を提示する。

目次

第1章 哲学者の三島由紀夫論(SollenをSein;世界への絶望的距離 ほか)
第2章 森有正の「経験」と二項関係(経験と私;二項関係 ほか)
第3章 三島由紀夫と森有正(道徳的ストイシズム;文学者の幼児性 ほか)
第4章 最後のロマンティーク―三島由紀夫(『春の雪』;自分の反対物への化身 ほか)

著者等紹介

伊藤勝彦[イトウカツヒコ]
1963年東京大学文学部哲学科卒業。北海道大学文学部助教授、埼玉大学教養部教授、東京女子大学教授、東京大学文学部講師、お茶の水女子大学講師などを歴任。埼玉大学名誉教授、文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こたろー

4
三島と交流のあった哲学者伊藤勝彦氏による三島論。「ザインSein」と「ゾルレンSollen」をキーワードとするありそうでなかった解釈。三島の義理堅さ、論理への嗜好、兵役逃れ、根深い終末感などから自刃へ至る道を辿る。ネイスンや澁澤龍彦らを典型としたエロティシズムと切腹とを容易く結びつけるような主張は乱暴であるとして、ましてや「(切腹の時にも)マゾヒスト特有の、苦痛の中の快楽があったはずだ」というネイスンの言説は知ることの出来ない生者の越権行為であり、死者への冒涜ですらあると痛烈に批判。哲学者らしく主張は明晰2013/01/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/601026
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。