子どもエスノグラフィー入門―技法の基礎から活用まで

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子どもエスノグラフィー入門―技法の基礎から活用まで

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  • サイズ A5判/ページ数 217p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784788509733
  • NDC分類 371.45
  • Cコード C1011

出版社内容情報

 エスノグラフィーは、もともとは文化人類学者が開発した研究方法ですが、発達心理学・保育学・教育学・福祉学・看護学など、子どもとかかわり、子ども研究を志すひとたちの間で、この方法を活用したい、という機運が高まっています。これまでの心理学的な研究法では、子どもの心や世界を十分とらえることができないことが、はっきりしてきたからです。しかし、新しい方法であるため、テキストも他分野のものを借用せざるをえない状況でした。本書は、まさに待望されていたテキストです。

【本書の特徴】
1.1セメスターの講義(半年)を想定し、15回でエスノグラフィーの手法の基礎を習得できるように編成したこと。
2.大学等の講義でも教科書として使用するだけでなく、自学自習用の教材としても使用できるように、実際に筆者が使っているレポート課題例や日本語で読める文献のガイドを盛り込むなど、読者が利用しやすいように工夫したこと。
3.エスノグラフィーの中でも、心理学の分野で整備されつつあるエスノグラフィーをベースにした、心理学的エスノグラフィーの技法を中心にして解説したこと。
4.心理学専攻する人に限らず、保育学・児童学・教育学・福祉学・看護学などを専攻する人や実践者など、子どもと子どもに関わる実践に関心を持つ人が広く使用できるよう、平明な解説を心がけたこと。
5.質的研究法としてのエスノグラフィーの手法の特徴を量的研究と対比させて解説しただけでなく、日常的に子どもを観察・記録する実践者の観察法や記録法とも対比させながらエスノグラフィーの特徴を描いたこと。
(「まえがき」より)

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 【関連書籍】
 『 ワードマップ エスノメソドロジー 』 前田泰樹ほか編 (定価2520円 2007.8月)
 『 グラウンデッド・セオリー・アプローチ 』 戈木クレイグヒル滋子著 (定価1890円 2006)
 『 フィールドワーク 【増訂版】』 佐藤郁哉著 (定価2310円 2006)

 【新 刊】
 『 質的心理学の方法 -- 語りをきく 』 やまだようこ編 (定価2730円 2007.9月)

目次

子ども研究法へのいざない
研究法としてのエスノグラフィー
研究のタイプとデータ収集法
「見る」技法としての参与観察
参与観察の過程
観察演習―質的データ収集の訓練
子どもの遊びの質的理解
フィールドノーツ作成法
「聞く」技法としてのインタビュー
インタビューの過程
量的研究と質的研究
研究者倫理
子どもを観察するということ―実習生の観察と記録
子どもを観察するということ―保育者の観察と記録

著者等紹介

柴山真琴[シバヤママコト]
1958年生まれる。1981年お茶の水女子大学文教育学部卒業、海外子女教育振興財団勤務を経て、1998年東京大学大学院教育学研究科博士課程修了、博士(教育学)を取得。鎌倉女子大学児童学部教授。専攻は発達心理学、比較教育学。主論文に「幼児の異文化適応過程に関する一考察:中国人5歳児の保育園への参加過程の関係論的分析」(乳幼児教育学研究、第11号)(日本乳幼児教育学会「学術賞」受賞)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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いとう

6
エスノグラフィーのやり方、研究方法を具体的に説明してくれる。学生と研究者のフィールドノーツの実際を提示して比較しているのでとてもわかりやすい。また、対象を子どもに設定することでどのような倫理配慮が必要なのかを示しているだけでなく、実践者(保育実習生、保育者)とフィールドワーカーの異同も開設している。2024/01/15

WICCA

0
最近量的調査ばかりが重視されている気がするので、バランスを取るためにもエスノグラフィーに関する本を読みたいと思っているところ。この本は心理学研究におけるエスノグラフィーの技法と活用とのことで、ソーシャルワーカー的にはちょっと違和感のある部分もあったけど、研究者倫理についてもわかりやすくまとめられていて、大学生くらいの学びや研究には使いやすい教材だと思った。2018/07/16

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