無意識の思考―心的世界の基底と臨床の空間

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  • サイズ A5判/ページ数 399p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784788509283
  • NDC分類 146.1
  • Cコード C3011

出版社内容情報

深層心理学の諸派が拠ってたつ「無意識の言語」を根底から解析し、その複雑な文法を簡潔に整理する壮大かつ緻密な体系。人間のインナー・ロジックを理解して堅固な「臨床の知」を得るためには読まずにして通れない、歴史的な基礎文献の待望訳。

内容説明

“対称性”の視点が一者心理学から二者心理学へのパラダイムシフトを促し“無限性”の発想が精神分析というダイナミズムの根拠と可能性を開示する。

目次

概説 マテ‐ブランコによるフロイトの無意識の再定式化と内的世界の概念化についてのイントロダクション
第1部 主題
第2部 投影・とり入れそして内的世界
第3部 投影・とり入れの過程―二重論理的な視点
第4部 対称性の錯乱状態二重論理性の錯乱状態二重モード性の錯乱状態
第5部 未来に向けて
付録 メラニー・クラインによる投影同一化の概念の解説

著者等紹介

岡達治[オカタツジ]
1960年生まれ。京都大学大学院理学研究科修士課程修了。大阪大学医学部卒業。現在、清風会茨木病院医局長
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