真実をとく鍵―作品がうつしだす幼児体験

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  • サイズ B6判/ページ数 200p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784788508958
  • NDC分類 146.1
  • Cコード C1011

内容説明

ニーチェ、ピカソ、レンブラントらの作品から、苦しみ傷ついた子どもが浮かび上がる。虐待されて育った子は、憎しみを力に転じて独裁者となり、破壊と殺戮をほしいままにした。創造と破壊の隠された源泉を、天才たちの幼児体験から鋭く照射する。

目次

1 生きられなかった生とある生の哲学者の業績(フリードリヒ・ニーチェ)
2 マラガの地震と画家の眼をした三歳児(パブロ・ピカソ)
3 母の愛したかわいい天使は死に、生き残った娘は社会意識あふれる作品を描く(ケーテ・コルヴィッツ)
4 児童虐待に対する笑いの膏薬と克己の技術(バスター・キートン)
5 暴君?それとも芸術家?
6 イサクが犠牲壇を去るとき
7 王様の新しいお召し物

著者等紹介

ミラー,アリス[ミラー,アリス][Miller,Alice]
1923年ポーランド生れ。1946年スイスに移住。哲学の学位取得後、精神分析家の養成を受け資格を取得。約20年間精神分析の療法と分析家の養成に携わる。1979~81年にかけて『才能ある子のドラマ』『魂の殺人』『禁じられた知』の三部作を刊行、世界的ベストセラーとなる。1988年精神分析と決別し、以後は著述活動に専念。近年はカナダのグループと協力して子ども虐待防止を訴えている

山下公子[ヤマシタキミコ]
本名、村上公子。1952年香川県高松市生れ。1975年上智大学外国語学部独逸語学科卒業。1976年から1977年、DAAD交換留学生として西ドイツ(当時)ボンに滞在。1980年東京大学大学院博士課程(独語独文学)中退。現在、早稲田大学人間科学部教授
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