出版社内容情報
情報技術の進歩、高齢化社会の到来など、家族内外の環境が激変するなかで、人と家の中のものや情報との関係はどう変ってきたかを、「感情労働としての鍛冶サービス」「思い出工学」「高齢者介護」「伝統技術」などのユニークな視点からとらえる。
内容説明
家事労働が外注化されケータイが家族を繋ぐ時代。人々の認知活動という視点からとらえた激変する家族の風景、その現在と未来。
目次
変化する“家”(文明論から見た家庭と家族;夫婦関係、親子関係からみる日本の家族―社会変動の中で;家庭はいったいどんな場か ほか)
2 “家の中”の学び(家事をどう学ぶか―家事技能の学習をめぐって;家の中の習慣をどう学ぶか;家の中の学習―高齢者にとってのモノの使いやすさから考える ほか)
3 “家の中”を支援する技術(人の行動を支援する技術;人にやさしい製品を作る;思い出工学 ほか)
家族論・家庭論の現在―ブックガイド
著者等紹介
野島久雄[ノジマヒサオ]
東京大学文学部卒業、同大学大学院教育学研究科修士課程修了。現在NTTマイクロシステムインテグレーション研究所勤務。博士(情報科学)。専門は、認知心理学、認知科学
原田悦子[ハラダエツコ]
筑波大学第二学郡人間学類卒業、同大学大学院博士課程心理学研究科中退。日本IBM基礎研究所を経て、現在法政大学社会学部教授。教育学博士。専門は、認知心理学、認知科学
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