出版社内容情報
学会を二分する社会生物学論争を丹念に検証してS・グールドらの批判と主張を真っ向から論破した話題作。議論はおのずから社会生物学とは何か、その基本的性格と成果は何を明らかにし、社会科学・人文科学との生産的な対話の道をひらく。
内容説明
社会生物学の目標と成果を分かりやすく紹介してスティーブン・グールドら批判者の誤解と曲解を正し、社会科学、人文科学との生産的な対話の道を拓く。
目次
第1章 社会生物学とは何だ?
第2章 社会生物学者が研究すること
第3章 社会生物学と遺伝子
第4章 社会生物学と科学
第5章 科学と現実
第6章 社会生物学者は何を発見したか
第7章 文化決定論の困ったところ
第8章 社会生物学と人間の文化
第9章 社会生物学の実際的応用
第10章 社会生物学の勝利
著者等紹介
オルコック,ジョン[オルコック,ジョン][Alcock,John]
アリゾナ州立大学生物学指導教授。1969年Ph.D.(ハーヴァード大学)。専門は動物行動学、特に昆虫の生殖行動とその進化パターンの研究。雄が交尾パートナーを見つける様々な方法の適応的価値の仮説検証に取り組んでいる。アリゾナ州テンプル市在住
長谷川真理子[ハセガワマリコ]
東京都生まれ。1976年東京大学理学部生物学科卒業。1983年同大学大学院理学系研究科博士課程修了。理学博士。現在、早稲田大学政治経済学部教授。専門は行動生態学
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