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出版社内容情報
異なる場所に同じ体験をもたらす電子メディア。それは私たちの社会経験をいかに変容させ、アイデンティティを混乱させているか。このような「場所感の喪失」が引き起こす変化の本質を、ゴフマンとマクルーハンを手引きに描出するメディア論の古典。
内容説明
いまなおわれわれの感覚、思考、行動を激変させつつある電子メディア。その変容を、ゴフマンのエンカウンター理論とマクルーハンのメディア論を結びつけることで、「場所」感の喪失として鮮やかに分析する。マクルーハン以降のメディア論の代表作。
目次
序―行動とそのあるべき場所
第1部 変化のメカニズムとしてのメディア(メディアと行動―失われた環;メディア、状況、行動;メディアが変化すると役割はなぜ変化するか)
第2部 印刷状況から電子状況へ(公域どうしの融合;公的行動と私的行動の不鮮明化;社会的場所と物理的場所の分離)
第3部 新しい社会風景(新しい集団的アイデンティティ;成長への新しい道;権威への疑念 ほか)
著者等紹介
メイロウィッツ,ジョシュア[メイロウィッツ,ジョシュア][Meyrowitz,Joshua]
ニュー・ハンプシャー大学コミュニケーション学部、教授
安川一[ヤスカワハジメ]
一橋大学大学院社会学研究科教授。専攻、理論社会学、視覚社会学、コミュニケーション論
高山啓子[タカヤマケイコ]
川村学園女子大学人間文化学部専任講師。専攻、エスノメソドロジー、コミュニケーション論
上谷香陽[ウエタニカヨ]
立教大学ほか非常勤講師。専攻、理論社会学、エスノメソドロジー
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