出版社内容情報
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【関連書籍】
『 心の問題への治療的アプローチ 』 スーザン・ケイヴ著 (定価2310円 2007.9月)
『 カウンセリング大事典 』 小林司編 (定価9975円 2004)
『 精神病というこころ 』 松木邦弘著 (定価2520円 2000)
【新 刊】
『 レクチャー 精神科診断学 』 京都府臨床心理士会 編 (定価2940円 10月刊行予定)
内容説明
本書は、同じ目的をもって開催された甲南大学学術フロンティア共同研究プロジェクトの第四回シンポジウム「二十一世紀心理療法とその意味―言葉/イメージ/宗教性」の成果に基づき、編纂されたものでもある。全体の構成は三部からなっている。第一部には、臨床の実践、あるいは言葉とイメージという心理療法の実践を基礎づける概念を中心的に扱っている研究報告をまとめた。第二部では精神分析や分析心理学における概念や、心理療法の構造そのものを支える思想的な論考を中心としている。第三部には、心理療法の過程に生起してくる超越的なもの―ここではそれを宗教性と呼んでおこう―になんらかのかたちで触れた報告を集めた。
目次
第1部 心理療法における言葉とイメージ(イメージと心理療法―魂を描き・形作り・置くことについて;分裂病の心理療法;聖書にみる対話―心理療法の視点から ほか)
第2部 言葉と心理療法の構造(言語と亡霊―フランスにおける精神分析;静けさの響き―ハイデガー/フロイト/ユング;心理療法とポストモダンの意識 ほか)
第3部 心理療法と宗教性(死と心理療法;異界と心理療法;究極的関心と心理療法 ほか)
著者等紹介
横山博[ヨコヤマヒロシ]
1945年生。京都大学医学部卒。ユング派分析家。甲南大学文学部人間科学科教授。専門は精神医学、臨床心理学
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