出版社内容情報
子どもの養育放棄や虐待が後を絶たない現在、その元凶となっている学校や家庭での「隠れた蔑視」と「静かな抑圧」を、条項ごとにやさしいエッセイと戯画で明かし、おとなの都合によらない「子どもの最善の利益」を考える。
内容説明
モノや情報はあふれていてもほんとに自由?ほんとに健やか?絵コラムでやさしく説く日本のいまとこれから。
目次
いつまでも子ども扱いはダメ!―第一条・子どもの定義
子どものくせに…―第二条・差別を禁止する
ほんとに子どものため?―第三条・子どもに最も良いこと
子どもの権利って…―第四条・守る義務がある
学校まかせにしていませんか?―第五条・親の指導を尊重する
それは怠慢というものでしょう―第六条・生きて育つ権利
子どもは困惑しています―第七条・名前と国籍を持つ権利
わたしは誰ぁれ?―第八条・身元関係を守る
どうして別べつに?―第九条・親から引き離されない
子どもの言い分に耳を傾ける―第十二条・意見を表明する権利〔ほか〕
著者等紹介
小笠原浩方[オガサワラヒロカタ]
1942年、愛知県生まれ。同志社大学大学院神学研究科修了。同志社大学非常勤講師。学校法人雑創の森学園理事長、財団法人プレイスクール協会理事長、地球学校実行委員会代表、木津川凧の会代表、International Association for the Child’s Right to Play(ユネスコ諮問NGO)日本支部副代表
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