シリーズ環境社会学
食・農・からだの社会学

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  • サイズ B6判/ページ数 276p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784788508224
  • NDC分類 610
  • Cコード C1036

出版社内容情報

 近代化・工業化の過程で〈食と農〉がいかなる構図のもとで危機的状況にあるのか、〈食と農〉にかかわる人々がどのような文明観や価値観をもち、分断された都市と農村と社会経済システムを創り出そうとしているのか、そうした営みや暮らしのなかにはどのような楽しみやよろこびがあるのか。
本書では、編者や執筆者がフィールドワークや地域における実践を通して感じとった危機(リスク)認識をそれぞれの現場から具体的に提示し、それを乗り越える〈食と農〉のあり方や〈ライフスタイル〉、社会変革の方向性を探しあてたいと思っている。(「いま、なぜ〈食と農〉なのか」より)

内容説明

日本農業は絶滅してもかまわないのか?食の安全性と公正は保てるのか?農薬と化学肥料依存に抗して、いのちを守る・地産地消・提携の理念を掲げてきた有機農業・産直のさまざまな実践。暮らしを立て直し、食べ物とからだをとりもどす変革の力、その喜びと輝きがここにある。

目次

いま、なぜ“食と農”なのか―近代化と世界市場システム形成のなかで
いま、なぜ“からだ”なのか
食と農のあり方を問い直す―生活農業論の視点から
食の文化とからだ、地域
消費者運動から生活者運動へ
食と農の復権をめざす流通
多様化する農業者のかたち
“農”と出会うための政策
有機農業による“循環型地域社会”づくり
有機農業を通してみえる“からだ”と“ささえあい”
有機農業運動が拓く新しい社会の“システム”
都市と農村を結ぶ循環農業―江戸モデルに学ぶ

著者等紹介

桝潟俊子[マスガタトシコ]
1947年生まれ。1971年東京教育大学文学部社会学専攻卒業。国民生活センター調査研究部研究員をへて、現在淑徳大学社会学部教授。関心分野:近代化の帰結として失われつつある地域の多様性・循環性・関係性を豊かにする生業と暮らし、そして分断されている農山村と都市を結ぶ新しい仕組み、“システム”を、有機農業の実践や、地域の伝統的な技術や知恵の再評価・再発見を通して探っています

松村和則[マツムラカズノリ]
1950年生まれ。1980年東北大学大学院教育学研究科博士課程教育社会学・社会教育学専攻単位取得退学。現在筑波大学助教授・体育科学系。関心分野:日本の農山村を歩き、地域の人々と共に身体を動かして社会学することを心がけてきましたが、「職場創設」という課題の前で佇んでいます。NPO、新しい公共性に関する議論が盛んですが、日本の山村とアジア社会を底でつなぐものは何かを考えています
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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あじといわし

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まずは、自分自身の食料自給率を上げようと思います。2009/04/10

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