出版社内容情報
意識という、科学の手には負えないと考えられていた主観的経験。だがいまや科学は、意識のしくみや働きの中核に迫りつつある。その方法、成果、広がりを、脳、知覚、身体、哲学、心理臨床の5つの分野の最前線で活躍する著者たちが報告する。
内容説明
本書は脳、知覚、身体、言語からみた最新の意識への科学的アプローチが示されると同時に、臨床的アプローチから無意識を探求するという試みがおこなわれている。
目次
意識の科学は可能か
知覚からみた意識―知覚の主観性と知覚研究の客観性
身体からみた意識
言語からみた意識
無意識の探索から意識を探る
著者等紹介
苧阪直行[オサカナオユキ]
京都大学大学院文学研究科実験心理学教授、文学博士
下条信輔[シモジョウシンスケ]
カリフォルニア工科大学生物学部教授、Ph.D.
佐々木正人[ササキマサト]
東京大学大学院情報学環教授、教育学博士
信原幸弘[ノブハラユキヒロ]
東京大学大学院総合文化研究科・教養学部助教授
山中康裕[ヤマナカヤスヒロ]
京都大学大学院教育学研究科教授、医学博士
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