出版社内容情報
二つの島国が、なぜ西と東でそれぞれ最初に近代への跳躍を果たしたのか。「マルサスの罠」という意表をつく視覚から、両国の生態的構造、社会と文化の慣行、微細な生活史的事実の歴史的意味を精密に掘り起こし、この世界史最大の問いに答える画期作。
内容説明
なぜ、ヨーロッパではイギリス、アジアでは日本が近代化の先頭を切ったのか?これはまさに大河小説だ!ケンブリッジ有数の歴史人類学者が両国の生態的条件、民衆文化、微細な生活史的事実の徹底的な比較研究をとおして、この世界史最大の謎を解く。
目次
1 罠
2 平和時の戦略
3 体のなかで
4 体の上で
5 空気中で
6 胎内で
7 結論
著者等紹介
マクファーレン,アラン[マクファーレン,アラン][Macfarlane,Alan]
1941年、インド生まれ。現在、ケンブリッジ大学社会人類学科教授。歴史学と社会人類学の博士号を取得。英国学士院会員(a fellow of the British Academy)
船曳建夫[フナビキタケオ]
1948年、東京都生まれ。1972年東京大学教養学部教養学科卒。1982年ケンブリッジ大学大学院社会人類学博士課程にて博士号取得。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。専攻は文化人類学
北川文美[キタガワフミ]
1970年、東京都生まれ。1996年東京大学大学院総合文化研究科修士課程(文化人類学)修了。1996年オックスフォード大学修士課程(社会人類学)修了。現在、英・バーミンガム大学Centre for Urban and Regional Studies,Ph.D student,research assistant.専攻は地域都市学
工藤正子[クドウマサコ]
1963年、徳島県生まれ。1997年東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了。現在、同博士課程在学中。専攻は文化人類学
山下淑美[ヤマシタヨシミ]
1949年、山口県生まれ。1972年津田塾大学学芸学部卒。1982年東京都立大学博士課程単位取得退学。現在、法政大学、専修大学、中央大学、東京都立大学にて非常勤講師。専攻は英文学
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