内容説明
2000年度「京都賞」(思想・哲学部門)を受賞したポール・リクール。80歳を過ぎてますます旺盛な思索を展開する、今世紀最大の哲学者の多岐にわたる膨大な著作群を「行動の存在論」をキーワードに鮮やかに読み解く。
目次
序論 懐疑主義と対決して
第1章 哲学する―行動の存在論
第2章 行動する―公的空間
第3章 物語る―歴史とフィクション
第4章 証しする―『他者のような自己自身』
第5章 哲学の境界で―悪の躓きから聖書の「大いなるコード」まで
結論
著者等紹介
モンジャン,オリヴィエ[Mongin,Olivier]
1951年パリに生まれる。パリ大学に学び、1970年代後半より雑誌『エスプリ』の編集に携わり、1988年より同誌編集長。リヨン大学講師、セーヴル・センター講師を兼任。著書に『懐疑主義に対決して』(1993)、『1989年以後―新しい政治言語』(1998)など
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