精神病というこころ―どのようにして起こりいかに対応するか

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  • サイズ B6判/ページ数 236p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784788507319
  • NDC分類 146.1
  • Cコード C1011

出版社内容情報

 精神病状態を「わからないもの、こわいもの」として遠ざけることなく、正しく理解し、適切に対応するために、精神分析の実践から「いま、ここで活きる」知識を抽出する。親身な解説は精神療法、カウンセリング等の専門家にも一般読者にも好適。

内容説明

精神科臨床あるいは精神保健に関連した領域、また教育や福祉、カウンセリング、さらには司法に携わる方々、そしていうまでもなく患っておられる当人やその御家族など周囲の方々ならまずもって、この精神病状態というこころのありかたに出会うはずです。これを理解するための糸口を提供し、無用の不安や戸惑いなしに対応するための心の準備をお手伝いすること、それを本書は目指しています。

目次

第1章 精神病という状態
第2章 移り変わりゆく不安
第3章 自分がなくなる恐怖
第4章 なまなましい怯えとの格闘
第5章 壊れていくこころ、そして悲しみ
補章 精神病状態への心理療法的アプローチ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はるた

5
統合失調症患者の不安がどこから来ているのか、なぜ妄想がおこるのか、彼らとどう接したら良いのか、などについてわかりやすく優しい口調で書いてあります。心の在り方の不思議と面白さを感じました。面白いのですが、まだまだわからないことが多いし、理解できていないところも多いのでまた読みなします。2016/02/17

もふもふ

1
今困っていることについて、知的理解を与えてくれた。でも、、、実践できるかと言われたら、それは本当に難しい。まだまだまだまだ勉強が足りない。2019/05/25

餃子

1
前半部分の、精神病のこころを理解する部分は興味深く読んだ。統合失調症を抱える方が持つ、自分がバラバラになってしまうんじゃないかという怖さや不安、そこから自分を守るために被害感があるというのはそこそこ腑に落ちた。臨床場面でもっとかけたい言葉があったなと感じた。2019/02/02

KounoNao

0
専門書としてはかなりのわかりやすさ。ここでいう「精神病」は、統合失調症が基本ということだけおさえておけば、するすると読めるほうではないかなとおもう……ただ、「精神分析畑だとほんまにこんなカウンセリングするですか」と…(できねーよ!)みたいな、これは松木先生ならではだから…と思うところも、ちょこっとありました。過渡期にいる人のためのケア、がとても適切でよいです。現実は騒がしいことが…多いですから。2013/09/29

なおぽぽ

0
対象関係論からのアプローチで精神病のこころに理解につながる2012/05/20

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