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オートポイエーシス2001―日々新たに目覚めるために

河本 英夫【著】
新曜社 (2000/01/20 出版)

318p / 19cm / B6判
ISBN: 9784788506992
NDC分類: 461

価格: ¥2,730 (税込)
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詳細

行為の継続を通じて自己そのものを創り出す―オートポイエーシス。
この従来の科学・思想とはまったく異なる21世紀の経験科学を、キーワード形式でやさしく、かつ、その後の展開も十分取り入れて書き直した、待望のヴァージョンアップ版。

1 アプローチ(ダイナミクスかマシーンか―不均衡動力学から円環へ;自己組織化―産出的プロセスとカオス ほか)
2 エマージェンス(入力も出力もない―作動的閉鎖性、開放系と閉鎖系の区別の消滅;オートポイエーシス2001―定義の変更 ほか)
3 アプリケーション(構造変容―異時性とメタモルフォーゼ;オートレファレンス―免疫システムと神経システム ほか)
4 デリバティヴ(自己言及―論理に隠された感情の作動;フィードバックの罠―経験に変化をもたらす ほか)

 『オートポイエーシス――第三世代システム』(青土社)で思想界に衝撃を与えた著者が、いちだんとパワーアップして贈る新千年紀の思想です。オートポイエーシスは、物をつくること、行為の継続をつうじて自己そのものを形成し変形していくところに本質があり、行為をつうじて、経験の仕方が変わり、自分が変わっていく、新世紀にふさわしいダイナミックな思想といえるでしょう。今回は、前書に新たな発見を取り入れ、書き方もキーワード的にして、どこからでも読めるようにしました。前書を読み通せなかった方、マスターした方、初めての方、どなたにでも読めるような工夫がいたるところにされています。理解を助ける図版も多数収録しています。巻末にはブックガイドを収録。

 オートポイエーシスは制作行為を基本におき、どのようにして物を作り出せるかを示すための機構であった。それは同時に自己を形成することでもある。ここに必要とされたのが経験の自在さである。自在に新たな経験に入っていくための回路が、オートポイエーシスの機構で示されたものである。みずからの経験が変わるものでなければ、どのように他者と出会おうと、自分とは異なるものとして、自分から割り振られた他者に過ぎない。むしろ日々自己自身になりつづける自在さの機構が、オートポイエーシスであった。自らが行為の継続を通じて、自己の境界を形成し、そのことによって自己は内部も外部もないというように開かれてしまう以上、すでに自己のうちに無数の他者が浸透している。他者に出会うことは容易だが、自ら自身が変わるのでなければ、他者に出会ったことにはならないのである。ここに自己自身が日々新たに形成される機構が必要となる。(「日々新たに目覚めるために」より)

 ・「週刊読書人」2000.4.14 熊野純彦氏評

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 【関連書籍】
 『 アナログ・ブレイン 』 M・モーガン著 (定価3780円 2006)
 『 システム現象学 オートポイエーシスの第四領域 』 河本英夫著 (定価4410円 2006)
 『 入門 マインドサイエンスの思想 』 渡辺恒夫、石川幹人編著 (定価2990円 2004)
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