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家族のリストラクチュアリング―21世紀の夫婦・親子はどう生き残るか
山田 昌弘【著】
新曜社
(1999/09/20 出版)
241p / 19cm / B6判
ISBN: 9784788506916
NDC分類: 367.3
価格: ¥2,100 (税込)
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詳細
「家族の規制緩和」で愛情・経済・将来はどうなる―民法改正、離婚の規制緩和、滅びゆく専業主婦、不況と未婚化・少子化、パラサイト・シングル、子育てプレッシャーなどのキーワードから、21世紀を生き残るための夫婦・親子の戦略を大胆に読む。
1 家族の規制緩和(「夫婦リストラ」が始まる―民法改正試案が意味するもの;恋愛結婚の落とし穴―つくば妻子殺害事件にみる現代夫婦の危機 ほか)
2 滅びゆく専業主婦(低成長がもたらした未婚化・結婚難;滅びゆく一般職と専業主婦―就職超氷河期が映しだす女性のライフスタイルの将来像 ほか)
3 少子化とパラサイト・シングル(少子化が進んだ社会とは;平成不況と未婚化・少子化の関係―パラサイト・シングルが映しだす現代の危機 ほか)
4 介護・家事・育児にいま必要なこと(男に高齢者介護はできない?;家事は妻の愛情表現なのか? ほか)
5 日本家族のゆくえ(秩序を優先する日本家族のツケ;日本家族の世紀末―家族の原理主義の台頭 ほか)
いまや家族も規制緩和の時代です。終身雇用と年功序列が崩壊すると、従来の家族形態のままでは収入が減ってローンを払えなくなる。家を手放し夫婦共働きとなって専業主婦は絶滅し、親に寄生する若者も追い出される(家族リストラ)。家庭内離婚の夫婦はこれを機会にきっぱり別れる(夫婦リストラ)。家族再編の結果、みなが貯金をおろして引っ越すため住宅需要が増え消費が回復し、ついでに少子化に歯止めがかかる。というのは半分冗談ですが、家族リストラを家族の自由化・流動化とポジティブにとらえれば、愛情というインセンティブによって経済を活性化させるチャンスと読みかえることができるのではないでしょうか。
社会主義国家が相次いで崩壊し、イデオロギーなき時代とはいわれるものの、こと家族に関してはイデオロギー的言説が満ちあふれている。離婚はいけない、父性の復権、母性の喪失、保育園はよくない、専業主婦はゴミ(私がいったのではない、念のため)、子育ての愚痴を言うのはわがままだ、男性が子育てをしないのはおかしいなど「家族はこうあるべき」という主張がいたるところ飛び交っている。
しかし、私が望むのは「家族はこうあるべき」というイデオロギーは脇においた形での議論である。なぜなら、「よりよい家族のあり方」は社会状況によって変化すると考えるからである。(「おわりに」より)
・「家族の危機とか家族の解体とか、とかくイデオロギーの対立に回収されがちな問題を、経済や社会構造の変動から解読した好著。」(「週刊朝日」99年12月24日号、斎藤美奈子さん)
・1999年10月16日(土)付日本経済新聞夕刊家庭欄掲載
・「出版ニュース」99.11上
・「ふぇみん」99.11.15
・「週刊読書人」99.12.3 千田有紀
・「週刊読書人」99.12.24 特集「1999年女性学まとめ」金井淑子
・「Wave かながわ女性センターだより」2000.1
・「女性教養」 2000.1
・「アエラ」 00.1.10 「著者インタビュー」
・「週刊朝日」 2000.1.14 特集「著者インタビュー」
・北海道新聞 2000.1.9 「心の傷」に苦しむ子ども、問い直される「家族の神話」久田 恵
・「プチタンファン」2000.2月号
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【関連書籍】
『 フランスから見る日本ジェンダー史 』 棚沢直子、中嶋公子編 (定価3675円 2007.5月)
『 迷走フェミニズム 』 E・バダンテール著 (定価1995円 2006)
『 ジェンダー家族を超えて 』 牟田和恵著 (定価2520円 2006)
【新 刊】
『 母に心を引き裂かれて 』 C・A・ローソン著 (定価2625円 2007.4月 発行とびら社)
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