オランウータンとともに―失われゆくエデンの園から〈上〉

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オランウータンとともに―失われゆくエデンの園から〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 375p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784788506817
  • NDC分類 489.9
  • Cコード C1045

出版社内容情報

 ガルディカスは、チンパンジー研究のグドール、ゴリラ研究のフォッシーと並んで、偉大な人類学者L・リーキーの三人娘と称される、オランウータン研究の第一人者です。いまもボルネオの熱帯雨林で、研究と野生動物保護活動にたずさわり、その姿はNHKの衛星放送でも放映されました。オランウータンは単独生活を主とする孤高の類人猿として知られますが、著者が半生をかけて生活をともにしながら行った文字どおり血と汗の研究によって、はじめてくわしい生態が明らかになりました。本書は彼女が一般向けに書いた唯一の本で、個性豊かなオランウータンのふるまいや生活ぶりを教えてくれるばかりでなく、リーキーとの出会い、グドールやフォッシーとの友情、想像を絶する厳しいジャングルの生活、現地の人々の暮しぶりや文化が生き生きと描かれ、読者を惹きつけてやまないでしょう。

 ・「われわれ自身の生き方を深く考えさせられる書物」(1999年7月18日付 読売新聞、養老孟司氏評)
 ・「人生を考えさせる物語でもある。」(日本経済新聞 99.8.1 渡辺政隆氏評)
 ・「サイアス」 99.11月号 鈴木 晃氏評
 ・「SINRA」 99.12月号 特集「森のヒト」の母になって28年
 ・「出版ダイジェスト」 99.8.21 紹介
 ・「図書」 99.12月号 長谷川真理子氏評 本がひらく扉「ルイスの類人猿三人娘」

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 【関連書籍】
 『 文化的営みとしての発達 』 B・ロゴフ著 (定価5985円 2006)
 『 心の発生と進化 』 D・プレマック、A・プレマック著 (定価4415円 2005)
 『 人間はどこまでチンパンジーか 』 J・ダイアモンド著 (定価5040円 1993)

 【書物復権 2007】
 『 二歳半という年齢 』 久保田正人著 (定価2310円 初版1993を復刊)

内容説明

消えゆくエデンの園、ボルネオの熱帯雨林でオランウータンは何を喜び、何を悲しむか。人間として初めて彼らと生をともにした女性学者の、血と汗と涙、そしてユーモアにみちた奮戦記。

目次

1 アクマド
2 自然選択
3 ロサンジェルス
4 ルイス
5 カリマンタン
6 ベス
7 カーラ
8 スギト
9 スロートポーチ
10 ジョージナ
11 来る者、去る者
12 オール・イン・ザ・ファミリー

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Zen-zen

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オランウータン研究の第一人者にして、類人猿研究ではダイアン・フォッシー(ゴリラ)、ジョーン・グッドール(チンパンジー)と並んで、「リーキーの天使」と称されたビルーテ・ガルディカス博士の自伝。ボルネオに最初の夫とともに乗り込み、数々の困難を乗り越えてフィールドワークに携わり、それまで知られていなかった野生のオランウータンの生態を発見していく過程の描写に知的興奮でワクワクすると同時に、信念をもって生き続ける一人の女性の回想録として極めて感動的。滅多にないほど心打たれる読書体験を提供してくれる傑作。2011/11/01

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