躁うつ病を生きる―わたしはこの残酷で魅惑的な病気を愛せるか?

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躁うつ病を生きる―わたしはこの残酷で魅惑的な病気を愛せるか?

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784788506541
  • NDC分類 493.76
  • Cコード C1047

出版社内容情報

 時に生きる力を極限まで活性化し,時に死へと誘う躁うつ病というパラドックス。自ら躁うつを病みつつ治療者でもあるという二重のパラドックスを,愛と勇気に支えられて生き抜いてきた女性医学者の胸打つ記録。

 自分の病気について公にする決心について、わたしはずっと心配しつづけている。けれども三十年以上も躁うつ病を抱えてきたことによって得た強みのひとつは、乗り越えられないほど困難なことはめったにないとおもえるようになったことだ。それはチェサピーク湾が嵐のときにベイブリッジを渡っているようなものだ。前に進むのは怖いかもしれないが、あともどりはできない。詩人ロバート・ローエルのきわめて本質的な提案に、わたしはなにかしら慰められずにはいられない…いっそ何があったか言ってしまえばいじゃないか。(「プロローグ」より)

 ・「日経メディカル」99.2月
 ・「Woman’s EYE」99.3.1  塩浦章 
 ・「毎日ライフ」99.7
 ・「精神療法」99.8月 市川潤氏評
 ・聖教新聞 99.8.7

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 【関連書籍】
 『 増訂版 臨床心理士資格試験必勝マニュアル 』 藤田祐美著 (定価2730円 2007)
 『 キーワードコレクション パーソナリティ心理学 』 二宮克美・子安増生編 (定価2625円 2006)
 『 精神病というこころ 』 松木邦弘著 (定価2520円 2000)

 【新 刊】
 『 レクチャー精神科診断学 』 京都府臨床心理士会編 (定価2940円 2007.8月)

内容説明

自ら病み、自ら癒し人となったある女性精神医の生の回想。

目次

1 自由な青い空の彼方へ(太陽に向かって;生きるための教育)
2 素敵とはいえない狂気(舞いあがる心;遙かなる土星 ほか)
3 この薬、この愛(将校にして紳士;雨が降っていたよね ほか)
4 躁うつ病を生きる(狂気について;もつれたらせん ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えちぜんや よーた

88
「病気に残酷はあっても魅惑なんてあるんかい!」。なったことがない人ならば、そう突っ込みたくなるかもしれない。でもビールと日本酒と焼酎をちゃんぽんにして飲んだ状態のことを思い出してほしい。飲んでいるときの昂揚感はたまらないものの、翌日の頭痛と吐き気の二日酔い…。病気の体験者だから言えるが、躁うつ病になるとそんなものは生ぬるい。時計の秒針が1周回ることが24時間もかかっているように感じる焦燥感、無力感、絶望感…。病気の症状を繰り返さないために薬物療法の重要性を再認識した。2016/11/25

りぃ

5
何度も読んだ本だし、これからも何度も読むと思う。 特に今回は、愛の物語として読めたような気がする。 2022/05/07

りぃ

5
薬は必要、でも愛も必要。彼女が非常に過酷な体験をしながらも根本では非常にポジティブな考え方をしていることに驚いたし尊敬した。2019/03/10

fishdeleuze

4
美しいメモワール。極めて個人的な病である(そもそも個人的でない病などないのだが)躁鬱病の躁病エピソード,鬱病エピソードに関する詳細な記憶,幼少期や家族について,発症初期から治療を受けるまでの症状の変化,治療を始めてからの変化などが詳細に,時に痛ましく,悲しく綴られている。客観的な記述の中に主観的な一瞬の光やいつまでも続く闇が描かれる。この病の残酷さといわゆる魅惑的(と本人には思える)な病との戦い,そして共存。鬱病に比べ致死率が高い病を生き延び,社会的な成功も得た著者が,公表するのは意義深いことだと思う。2012/05/31

くさてる

4
少女の頃からの躁うつ病に悩まされ続けた心理学者の女性による、その病を生きるというのはどういうことかという問いかけと内省の言葉の奔流に圧倒された。専門的なことに触れてはいるが、むしろ、病に振り回されつつも自分の人生を生きてきた女性の一代記として、とても興味深く面白く読むことが出来た。当事者のみならず、関係者や家族にとってもうなずける部分は多い内容ではないか。重苦しい部分も多いが、同時にとても美しい光景や生々しい描写も存在している。読み応えのある一冊。2012/03/26

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