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オトコデアルコトノコンナン レンアイニホンジェンダー
男であることの困難―恋愛・日本・ジェンダー
小谷野 敦【著】
新曜社
(1997/10/31 出版)
289p / 19cm / B6判
ISBN: 9784788506220
NDC分類: 914.6
価格: ¥2,625 (税込)
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詳細
フェミニズムや男性学が無視する独身男性、あるいは「もてない男」の立場から漱石、谷崎潤一郎、志賀直哉、シェークスピアなどを論じて日本恋愛文化論にいたる。
第1部 日本近代文学のなかの男と女(夏目漱石におけるファミリー・ロマンス;「女性の遊戯」とその消滅―夏目漱石『行人』をめぐって;姦通幻想のなかの男―『オセロウ』と『行人』;志賀直哉におけるファミリー・ロマンス)
第2部 恋愛と「日本文化論」(日本恋愛文化論の陥穽;情熱恋愛における「他者」;お見合いする女の美しさ―『細雪』をめぐる断想)
第3部 日本人であること、男であること(外国で日本文学を勉強するということ―私の留学体験記;私的フェミニズム論―私はフェミニストになったのか、ならなかったのか;男であることの困難)
自立」した女性が増えて「男であること」が難しい時代,ますます増える結婚できない男性。フェミニズムの視界に「もてない男」の居場所はあるか?漱石が予見した近代における男の運命を確認しつつ日本恋愛文化論にいたる,ホロ苦い文学再読の旅。
誰だったか、川端康成の『女であること』という作品を引き合いに出して、「おとこであること」は小説の題にはなり得ない、と論じていたのを覚えている。女であることを、夢見る〜とかいう、よく意味の分からない歌謡曲もあった。バルザックは、「三十にならなければ女は分からない」と言った。オルテガは男が本当に女に興味が持てるのは三十歳から四十五歳のあいだだと言った。ミシュレは『女』とか『愛』とかいう本を書いた。『女がわからない』とか『おんな学事始』とか、『女は世界を救えるか』とかいう本が出ている。『女性の歴史』などというのも、本朝にあっては高群逸枝、海外にあってはジョルジュ・デュビーによって書かれている。売れる本の条件は、書き手が女で、出てくるのが女で、読み手が女であること、などとも言われている。なんでそんなに『女』なんだ。(本文より)
書 評
「法学セミナー」98.4月号
朝日新聞 98.1.8 特集「ダメな男で何が悪い〜」
「図書新聞」98.1.17 金井景子氏評
・「30代男の本音が随所に」(河北新聞 97.12.21 同記事、高知新聞、四国新聞)
東京新聞 夕刊 97.12.4 特集「自著を語る」小谷野敦氏
朝日新聞 97.11.20 「お薦めの3点」斉藤美奈子氏
「IZUMI」98.9月 上田哲二氏評
「週刊文春」99.5.13「『もてない男』(ちくま新書)大モテの秘密」
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【関連書籍】
『 フランスから見る日本ジェンダー史 』 棚沢直子、中嶋公子編 (定価3675円 2007.5月)
『 迷走フェミニズム 』 E・バダンテール著 (定価1995円 2006)
『 帝国と暗殺 』 内藤千珠子著 (定価3990円 2005)
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