出版社内容情報
現代デザインは、コンピュータと手仕事、パブリックな世界と私的な空間、マクロコスモスとミクロコスモスの間に橋を架けるという困難な仕事を負わされている。デザインのパイオニアたちは、そのための壮大な実験を試み、成功と失敗をくりひろげつつ、二十世紀を旅してきた。私たちはその軌跡をふりかえり、その旅をつづけていかなければならない。(「現代デザインとは何か」より)
・「美術手帳」97.12月号
・東京新聞 97.10.19
・「電通報」 97.9.8
・「デザインの現場」97.10月号
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【関連書籍】
『 エモーショナル・デザイン 』 D・A・ノーマン著 (定価3045円 2005)
『 ロシア・アヴァンギャルドのデザイン 』 海野弘著 (定価2310円 2000)
『 誰のためのデザイン 』 D・A・ノーマン著 (定価3465円 1990)
内容説明
デザインは社会的言語であり、ライフスタイルの表現であると同時に、世界をつくりかえるという壮大な意図ももつ。いまや都市、建築からファッション、車、椅子、絵本、ポスターまで、生活のあらゆる領域に広がる現代デザインの思想を、アンチ・デザイン、ポストモダン・デザイン、リージョナルなデザインなども積極的に取り入れながら提示する。
目次
1 世紀末~1910年代(展望―モダン・デザインの誕生と世紀末;産業革命とリフォーム運動―社会の変革はデザインの変革であった ほか)
2 1920~1930年代(展望―モダン都市のライフスタイルとデザイン;ロシア・アヴゥンギャルド―ロシアのモダニズムの大いなる実験 ほか)
3 第二次大戦から1960年代(展望―豊かな社会の目まぐるしいデザイン変化;北欧のデザイン―小さな国のヒューマンなデザイン ほか)
4 1960年代以降(展望―モダニズムとポスト・モダニズム;ポスト・モダン―新しい多元主義を目ざして ほか)