出版社内容情報
解釈の手引がないために有力なテストでありながら利用されることの少なかったTATについて,解釈の仕方,思考のプロセスから所見までを豊富な臨床例に即して懇切に解説する。編者を中心に長年続けられてきたTAT研究会の緊密な共同作業の成果。
・「精神療法」98.2月号 鈴木睦夫氏評
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【関連書籍】
『 増訂版 臨床心理士資格試験必勝マニュアル 』 藤田祐美著 (定価2730円 2007)
『 家族というストレス 家族心理士のすすめ 』 岡堂哲雄著 (定価1995円 2006)
『 キーワードコレクション 心理学 』 重野純編 (定価3360円 1994)
【新 刊】
『 レクチャー 精神科診断学 』 京都府臨床心理士会編 (予価2940円 9月刊行予定)
内容説明
TATがわかる・使える・読める。TAT実施と解釈のノウハウを臨床事例にもとづいて初歩から解説。
目次
第1部 TATの分析・解釈における基本的考え方(いくつかの基本概念;TAT実施の流れに沿った各カードのポイント;分析手順の実際)
第2部 事例の分析・解釈の実際(両親の離婚のトラブルに根ざした外傷体験をもち、幼児期から金銭持ち出しを繰り返す少年;一見健康そうにみえながら問題行動を多発させる、焦点がフワフワと定まらない少年;女性ばかりをねらい詐欺を働く少年 ほか)