出版社内容情報
ノーベル賞作家トーマスの一生を軸に,マン家の三代にわたる親子,夫婦,兄弟姉妹が繰りひろげる苛烈な愛憎,性愛,死のドラマを,とくに『ブデンブローク家の人々』と重ね合わせつつパノラミックに描き出す。マン家ほか3家族の詳細な系図付。
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【関連書籍】
『 あらすじと読みどころで味わう世界の長編文学 』 土田知則編 (定価1995円 2005)
『 パリの秘密の社会史 』 小倉孝誠著 (定価3360円 2004)
『 歴史と表象 』 小倉孝誠著 (定価2940円 1997)
内容説明
マン家の親子、兄弟姉妹が繰り広げる苛烈な愛憎、性愛、死のドラマ。「魔術師」トーマス・マンの個人史と作品の解読を軸に、物語と現実が交錯するマン家の家族史を壮大なパノラマとして描く。
目次
魔術師の網に捕われて
クラウス・マンの自殺
ユーリア・ダ・シルヴァ・ブルーンス―子ども時代と青春
エマ・ブルーンスと「大きいルートヴィヒ」
マン家
夫婦、トーマス・ヨーハン・ハインリヒとユーリア・マン
子ども時代のハインリヒ・マン
子ども時代のトーマス・マン
トーマス・ヨーハン・ハインリヒ・マンの重荷
ハインリヒ、反逆者〔ほか〕