日本人の宗教性―オカゲとタタリの社会心理学

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  • サイズ A5判/ページ数 453p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784788505858
  • NDC分類 161.3
  • Cコード C3011

出版社内容情報

 諸宗教宗派の信者や無信仰層を含む多様な社会層の分厚い意識調査によって,日本人の考え方や行動様式を深層において規定している宗教性とは何かを探究した宗教社会心理学書。民俗信仰にみられる報恩と畏怖の感情に,日本人固有の宗教心をよみとる。

 ・日本経済新聞 97.3.23 特集「日本人の宗教問う著作相次ぐ」

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 【関連書籍】
 『 データブック現代日本人の宗教 【増補改訂版】』 石井研士著 (定価2520円 2007.4月)
 『 イスラーム その生活・思想・歴史 』 小杉泰、江川ひかり編 (定価2520円 2006)
 『 ワードマップ 神 道 』 井上順孝編 (定価2310円 1998)

内容説明

現代も生き続ける日本人の固有信仰オカゲとタタリの観念をはじめその宗教性の構造と諸相を分厚い調査データと綿密な計量分析によって解明した、日本で初めての宗教社会心理学研究。

目次

現代と宗教
心理学と宗教
宗教的態度
宗教性の次元
住職と門信徒の宗教性(門徒代表の宗教性とその規定要因;住職の宗教性とその規定要因)
石切神社参詣者の宗教性―病気なおしの神さまに集う人びと
宝山寺講員の宗教性―商売の神さまに集う人びと
民俗宗教性の伝播―現代における非合理性の復権と家族の宗教観
若者と宗教
日本人の宗教性の特質と対人観
宗教性と死の怖れ
現代家族の孤独と死生観
住職の信仰タイプと宗教性―心理学的正定聚類型論

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

抹茶ケーキ

1
仏教と神道に対する日本人の心性を分析。宗教性は三因子構造に分かれ、それらは①向宗教性、②オカゲ、③タタリと命名できるらしい。第一部では宗教についての心理学のレビューを行なっており、それがすごく整理されていて参考になった。こんなに丁寧に分析していてテーマもつまらないわけではないのに、まったくレビューがついていなくて、プロパーな心理学はあまり流行らないということを実感した。2016/04/11

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