パリ1750―子供集団誘拐事件の謎

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パリ1750―子供集団誘拐事件の謎

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  • サイズ B6判/ページ数 167p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784788505599
  • NDC分類 368.6
  • Cコード C1022

出版社内容情報

 1750年,パリに暴動が起こった。原因とされる,権力による子供の集団誘拐は本当に起こったのか? この謎の事件を推理小説さながらに解読し,大革命へと蓄積されゆく都市の緊張,群衆の行動の論理を浮き彫りにした現代フランス歴史学の珠玉篇。

 古くから人はパリを、明白でしかも不透明なパリを、問いつづけていた。この都市についての倦むことのない解説は、だが、十八世紀にその性質を変える。学識として成立し、有益であろうとするのだ。都市空間はそのため、認識と実験の対象となる。まもなく、行政官、政治家、医者たちは、この対象を支配しようとする。うまく組織するためだ。年代記作家や通行人たちが、この町はまったく分からないという不安をもっても、かれらは自分はそんなことはないと思っている。しかしパリはかれらの企てにあらがい、確信をゆるがし、明瞭すぎ一般的すぎるカテゴリーをすりぬける。そして遅かれ早かれ、かれらも、自分には解明できると思いこんでいた神秘に突きあたることになる。 -- すなわち、都市、民衆、群集にである。(「まえがき」より)

 ・「週刊読書人」96.12.27 高木勇夫氏評 西洋史
 ・「反乱生んだ少年狩り ミステリー風歴史書」(朝日新聞」96.7.21 桜井哲夫氏評)
 ・「図書新聞」96.6.29 杉山光信氏評
 ・「週刊ポスト」96.6.21

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 【関連書籍】
 『 禁じられたベストセラー 』 R・ダーントン著 (定価3990円 2005)
 『 「パリの秘密」の社会史 』 小倉孝誠著 (定価3360円 2004)
 『 絵でよむ子どもの社会史 』 ショルシュ著 (定価3465円 1992)

 【新 刊】
 『 編集者エッツェルと巨匠たち 』 私市保彦著 (定価5775円 2007.3月)

内容説明

眠れるパリを起こした不気味な噂と暴動の謎。推理小説さながらの探索と検証を重ねてこの謎を解き、革命へと徐々に昂まる都市の緊張、変貌する群衆の論理を抉り出す。

目次

反乱のある風景
市中の秩序、秩序の二つの意味
暴動に内在する規則
事実と噂
愛されない王

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

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『良い都市か、悪い都市か。人はよく都市について、まるで人物を語るように話すものである。機嫌をさぐり、気質を描写し、性格をいいあてたりする。こどもに身をかがめるように、人は都市をうかがう。予測しがたいのだ。不可思議なその身体を、まるで女のそれのように人は詮索する。その秘密をあかそうと、その生きざまに目をこらす』(まえがき)2017/03/02

こぐ

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ナポレオン三世が小奇麗にするまえのパリの姿が、読んでいると浮かび上がってくる一冊です。2008/10/06

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