出版社内容情報
カウンセリング・臨床心理学の基本的方法についての包括的で分かりやすい入門書として親しまれてきた旧版を,心理臨床士制度導入後の動きと学問の進展に沿って大幅改訂し,判型も一新。臨床心理士をめざす人のための最初の一冊として好適な入門書。
今日では、さらに心理臨床家の関心は、精神の健康を増進させ、不健康を予防する方向に向けられ、いわゆるコミュニティ心理学が時代精神を反映するほどになりはじめている。病める心をいやす活動だけでなく、積極的に人生を生きていく道を発見し、あるいはその道を見失いそうになっている人々を援助するには、これまでの学問的な集積を多く持っている心理臨床の専門家の力が必要になるであろう。(「第1章 心理臨床と社会的要請」より)
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【関連書籍】
『 増訂版 臨床心理士資格試験必勝マニュアル 』 藤田祐美著 (定価2730円 2007)
『 カウンセリング大事典 』 小林司編 (定価9975円 2004)
『 精神病というこころ 』 松木邦弘著 (定価2520円 2000)
【新 刊】
『 心理臨床の奥行き 』 河合隼雄ほか著 (定価1995円 2007.8月)
内容説明
基礎的知識から心理的援助の実際まで。臨床心理士をめざす人のための最初の入門書。
目次
1 心理臨床の科学的基礎(心理臨床と社会的要請;心理臨床の課題と方法 ほか)
2 臨床心理査定の理論と技法(面接と観察の技法と着眼点;投映技法の理論と実際 ほか)
3 心理的援助の技法(心理療法(1)個別面接法
心理療法(2)集団面接法 ほか)
4 心理臨床の展開と使命(臨床心理士が活動する諸分野;臨床心理士の倫理と研修)